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ー働きやすさが変わる!オフィス内装工事における収納設計のポイントー

オフィス内装工事における収納の重要性

オフィス内装工事を検討する際、多くの方がデザインや設備に目を向けがちですが、実は「収納設計」も業務効率を大きく左右する重要な要素です。整理整頓された空間は、社員のストレス軽減や生産性向上にも直結します。

煩雑になりやすい書類や備品を効率的に収納できる環境を整えることは、限られたオフィススペースを有効活用するうえで欠かせません。

オフィスに求められる収納の役割

オフィスにおける収納は単なる「物をしまうスペース」ではなく、業務をスムーズに進めるための土台でもあります。以下のような役割を果たします。

・書類や備品をすぐに取り出せることで業務効率をアップ
・デスク周りを整えることで集中力を高める
・安全面や衛生面にも好影響を与える

このように、収納の質がオフィス環境の質に直結するといえます。

収納の設計は内装工事とセットで考える

収納の場所や形状は、内装工事と並行して検討するのが理想的です。工事の後で収納を追加しようとすると、空間のバランスが崩れることもあるため、初期段階でしっかり計画することが大切です。

効率的な収納を実現する設計のポイント

次に、オフィス収納を内装工事と合わせて考える際に押さえておきたい設計のポイントを解説します。

1. 使用頻度に応じた収納計画

日常的に使用する書類や文具などは、デスク周辺に収納スペースを確保すると効率的です。一方、季節的な備品や年次保存の資料などは、遠くの収納棚や倉庫スペースにまとめるのが適しています。

このように、物の使用頻度に応じて収納の配置を工夫することで、動線がスムーズになり、業務中の移動や探し物の時間を大幅に削減できます。

2. 見せる収納と隠す収納の使い分け

収納はすべてを隠す必要はありません。インテリアの一部として魅せる収納も取り入れると、空間にデザイン性が生まれます。

・見せる収納:ファイルラック、観葉植物と一体化した棚など
・隠す収納:扉付きロッカー、壁面収納、引き出し収納など

どちらを重視するかは業種や働き方によって異なります。例えば、来客が多い業種では見た目も重要視されるため、「隠す収納」が有効な場合が多くなります。

3. 壁面や空間の高さを有効活用

床面積が限られているオフィスでは、壁面収納や天井まで届く可動式棚など、縦の空間を上手に使う工夫が求められます。高さを活かした収納は、省スペース化と収納力の両立に役立ちます。

また、ロフトスペースや天井近くの吊り棚なども、普段あまり使わないものの保管場所として非常に有効です。

収納の種類と活用アイデア

オフィス内装工事では、目的や用途に応じてさまざまな収納形式を取り入れることができます。ここでは主な収納の種類とその活用アイデアを紹介します。

壁面収納

壁一面に棚やロッカーを設置することで、収納量を大幅にアップできます。空間の統一感を出しやすく、書類や資料の整理にも適しています。扉付きにすれば、見た目をすっきりさせることも可能です。

造作収納

内装工事とセットで施工できる「造作収納」は、スペースにぴったりと収まる点が魅力です。例えば、柱や梁の凹凸を活かしてオリジナルの棚を設けるなど、空間の無駄を減らしながらデザイン性も高められます。

可動式収納

キャスター付きの棚やワゴンなど、移動できる収納はレイアウト変更にも柔軟に対応できます。フリーアドレス制のオフィスや、ワークスタイルが多様な職場では重宝される収納方法です。

デスク下収納

限られたスペースの中で収納力を確保するには、デスク下の空間も見逃せません。引き出しやチェストを設置することで、個人の持ち物や資料をコンパクトに整理できます。

オフィスの働き方に合わせた収納提案

オフィスの収納は、企業ごとの働き方や規模に合わせて最適化することが求められます。特に近年は、多様な働き方に対応した収納設計が重視されています。

固定席かフリーアドレスか

固定席の場合は個人用の収納を充実させる必要がありますが、フリーアドレス制では共用ロッカーや電子ロッカーなど、セキュリティを兼ね備えた収納が適しています。

ペーパーレス化の進行

書類のデジタル化が進む中で、収納量自体が減ってきている企業もあります。その分、コンパクトな収納や、周辺機器を整理できるスペースの確保が重要になっています。

まとめ:収納もデザインの一部として考える

オフィス内装工事において「収納」は、単なる機能的な要素ではなく、快適さや働きやすさに直結する大切な設計ポイントです。使い勝手や見た目、将来的な運用まで見据えた収納計画を行うことで、より洗練されたオフィス空間を実現できます。

内装業者との相談時には、収納の用途や働き方を具体的に伝えることで、最適な提案を受けられるでしょう。見えない部分だからこそ、丁寧に設計することが成功のカギとなります。

2025.07.25