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ーオフィス内装工事でブランドイメージを強くするための考え方と進め方ー

ブランドイメージは「内装」で伝わる:まず押さえる基本

オフィスは、会社の考え方や仕事の姿勢がにじみ出る場所です。名刺やWebサイトで見た印象と、来社した瞬間の空気感が一致していると、信頼は一気に高まります。逆に「言っていることは立派なのに、現場は雑然としている」と感じられると、ブランドは損をします。内装工事は単にきれいにする作業ではなく、ブランドを体験として届ける設計だと捉えるのがコツです。
最初に決めたいのは「何を約束する会社か」です。たとえば、スピード・丁寧さ・挑戦・安心感など、伝えたい価値は会社によって違います。その価値が伝わる要素を、空間に落とし込みます。入口から執務エリア、会議室、休憩スペースまで、来客と社員の動線に沿って一貫性を持たせると、ブランドはブレにくくなります。
また、ブランドはロゴや色だけではありません。照明の明るさ、音の響き、匂い、収納の量、椅子の座り心地まで含めて「らしさ」が伝わります。初心者の方は、まず下の3点を押さえるだけでも判断が楽になります。
・誰に見せたい空間か(採用候補/取引先/社員)
・どんな気持ちになってほしいか(安心/高揚/集中/親しみ)
・どんな行動を促したいか(相談しやすい/議論が活発/黙々と作業)

ブランドを形にする内装の要素:色・素材・動線・照明

ブランドイメージを内装に反映する際は、「見た目」だけに寄らず、使いやすさまでセットで考えるのが失敗しにくいです。ここでは実務で効きやすい要素を整理します。大セクションの内容を踏まえ、具体の設計ポイントに入っていきます。

色と素材は“言葉の代わり”になる

色は感情に直結します。落ち着きや信頼を出したいなら彩度を抑えた色、スピード感や若々しさならアクセントカラーをポイントで使う、といった考え方が基本です。素材も同じで、木は温かさ、金属やガラスは先進性、布やカーペットは柔らかさと吸音性を与えます。重要なのは「多用しない」こと。社内で使う色を3色程度に絞り、壁・床・家具で役割を分けるとまとまりが出ます。
チェックの観点は次の通りです。
・コーポレートカラーを“面”で使うか“点”で使うか
・汚れやすさ、メンテのしやすさは許容できるか
・写真に写ったときに会社らしく見えるか(採用にも効く)

動線とゾーニングで「働き方」を表現する

来客が通るルートと、社員が集中するエリアが混ざると、落ち着かない空間になりがちです。ブランドが「丁寧さ・安心感」を掲げるなら、受付から会議室まで迷わない動線、視線が整理されたレイアウトが効果的です。逆に「オープンでフラット」を打ち出すなら、ガラス間仕切りやオープンミーティングの場を作り、声を掛けやすい距離感を演出します。
ゾーニングの基本は、用途ごとに“音と視線”を分けることです。
・集中:個人席、電話ブース、静かな照明
・議論:会議室、スタンディング席、ホワイトボード
・交流:カフェ風スペース、共有テーブル、掲示板
この3つを揃えると、社員の行動が自然に整い、ブランドの「らしさ」が日常で育ちます。

失敗しない進め方:コンセプト整理から業者選び・運用まで

最後は、内装工事をブランド投資として成功させる進め方です。工事は完成した瞬間がゴールではなく、運用して初めて価値が出ます。段取りを押さえれば、予算の無駄も減ります。

コンセプトを一枚にまとめ、判断基準を作る

まず「内装で伝える言葉」を短く決めます。例としては「相談しやすいプロ集団」「挑戦を歓迎するチーム」などです。次に、入口・会議室・執務・休憩それぞれで実現したい状態を書き出し、優先順位を付けます。ここが曖昧だと、打ち合わせのたびに意見が揺れ、工事費が膨らみます。
簡易テンプレは以下です。
・ブランドキーワード:____
・来客に与えたい印象:____
・社員に提供したい体験:____
・必須要件(譲れない):____
・調整可能(予算次第):____

業者とは「デザイン×施工×安全×法規」で比較する

価格だけで選ぶと、仕上がりや使い勝手がブランドとズレることがあります。見積もりは、デザイン提案の根拠、工程表、素材のグレード、追加費用の条件まで確認しましょう。特にオフィスは電気・空調・消防などの要素が絡むため、経験値の差が出ます。
比較のポイントを箇条書きにすると次の通りです。
・要望を言語化してくれるか(ヒアリング力)
・図面とパースで完成像を共有できるか
・工事中の業務への影響を最小化する提案があるか
・引き渡し後の不具合対応、保証範囲が明確か

完成後にブランドを育てる:ルールと小さな改善

内装が整っても、運用が荒れると印象はすぐ崩れます。収納ルール、備品の置き場所、掲示物の統一など、最低限のルールを決め、月1回だけでも見直すときれいが続きます。さらに、採用や広報で使う写真撮影の視点も意識すると、投資効果が上がります。社員が誇りを持てる空間は、来客対応の質にも直結し、結果としてブランドの信頼が積み上がっていきます。

2026.02.20