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ーオフィス内装工事の仕上げで失敗しないためのポイントと注意点ー

オフィス内装工事の仕上げとは何か?

オフィス内装工事の「仕上げ」とは、内装全体の最終段階にあたる重要な工程であり、壁紙や床材、天井材の張り替え、什器の設置、電気・照明の調整などが含まれます。見た目の印象だけでなく、社員の働きやすさや企業のブランドイメージにも関わるため、慎重な計画と施工が求められます。

この仕上げ作業を適切に行うことで、快適で機能的なオフィス環境を実現できるとともに、業務効率や社員満足度の向上にもつながります。

仕上げ工程の位置づけと重要性

オフィス内装工事は大きく分けて、レイアウト設計、下地処理、設備工事、仕上げ工事の4段階があります。その中でも仕上げは最終段階であり、見た目や使い心地を左右する非常に大事な工程です。

・業務空間の印象を左右する
・使い勝手や清掃性にも直結する
・従業員や来客への影響が大きい

このように、仕上げは単なるデザイン要素だけでなく、実用性と企業の顔としての役割も担っているのです。

仕上げの種類と具体例

オフィスの仕上げには多くの要素があります。それぞれの項目を丁寧に選び、施工することで、バランスの取れた快適な空間を実現できます。

・床仕上げ:タイルカーペット、フローリング、塩ビシートなど
・壁仕上げ:クロス(壁紙)、塗装、パーティションなど
・天井仕上げ:ジプトーン、化粧パネル、吸音材など
・什器・家具:デスク、チェア、収納、パーテーション

選ぶ素材やカラー、配置によっても印象が大きく変わるため、目的や働く人に合わせた選定が必要です。

仕上げ工事を成功させるためのポイント

仕上げ工事を失敗しないためには、事前の計画と現場での調整が非常に重要です。ここでは具体的なポイントをご紹介します。

1. 動線とレイアウトを意識した仕上げ

仕上げ前にレイアウトや導線が最適化されていないと、見た目が美しくても業務効率が下がる原因になります。例えば、プリンターの周辺にカーペットを敷くことで防音効果を高めたり、通路部分に滑りにくい素材を選ぶことも重要です。

また、作業スペースと休憩スペースでは求められる素材の特性も異なるため、目的に合った仕上げ材を使用することが大切です。

2. 企業イメージとの一貫性を保つ

オフィスのデザインは企業のブランディングにも関わるため、企業カラーやロゴと調和する色合いや素材を選ぶことで、来訪者にも好印象を与える空間に仕上がります。

たとえば、IT企業ならモダンで洗練された無機質なデザインを、クリエイティブ業界なら木目調や色彩豊かな素材を選ぶケースが多く見られます。

3. メンテナンス性を考慮する

仕上げに使う素材は見た目だけでなく、日常的なメンテナンスや耐久性も考慮しましょう。例えば、床材には耐摩耗性に優れたタイルカーペットや、汚れに強い塩ビシートを使用することで、長期的に清潔な環境を保ちやすくなります。

壁紙についても、表面が強化された素材や、抗菌・防汚機能付きの製品を選べば、張り替えの頻度を減らすことが可能です。

注意すべきトラブルとその防止策

仕上げ工事は、思わぬトラブルが発生することも少なくありません。以下のような問題を事前に把握し、適切に対処することが重要です。

納期遅延や素材不足への対応

内装の仕上げに使用する建材や家具は、輸入品や在庫変動の影響で納期がずれることがあります。これにより全体の工程が遅れてしまう恐れがあるため、余裕をもったスケジューリングと代替案の用意が求められます。

・早めの材料選定と発注
・複数メーカーでの見積もりと代替品の確認
・納期遅延時の工程再調整の相談体制を整える

現場とのイメージの違い

完成してみると「色が思っていたより濃い」「素材の質感が異なる」など、打ち合わせと実際の仕上がりに差が出ることもあります。これを防ぐには、実物サンプルやモックアップを確認してから施工するのが確実です。

また、3DパースやVRシミュレーションを活用して、仕上がりを視覚的に確認するのも有効です。

まとめ:仕上げまで見据えた内装計画が成功のカギ

オフィス内装工事の仕上げは、単なる「最後の作業」ではなく、働く環境の質や企業イメージを左右する大切な要素です。レイアウト設計や素材の選定、工期管理、メンテナンス性など、多角的に検討することで、より理想的なオフィス空間を実現できます。

信頼できる施工会社との密な連携と、細部まで配慮した計画が、快適で高品質なオフィスづくりへの第一歩となります。

2025.07.18